海のシルクロード出発点「泉州」
泉州も有名な華僑の故郷です。
900年前宋の時代、世界三大港として
マルコポーロの「東方見聞録」にも
海のシルクロード起点と記載され、
元代には最盛期を迎え、泉州の港には交易に
携わる商人たちで溢れ、外国の居住者も在住
していたため、モスク・教会・ヒンズー寺院も
建てられ国際都市だった。
今もわずかに当時の繁栄を残し、686年に建てられた東西両塔現存の開元寺、巨大貿易船と
琉球関係の展示物のある海外交通博物館、
1009年に作られたイスラムのモスクである
清浄寺や老君岩がある
空海入唐1200年記念・
奇跡的幸運の連続、「空海入唐地」
弘法大師空海が、今から1200年前、西暦804
年5月12日、第16次遣唐使船に乗り、大阪から
唐に向けて出発、東シナ海で暴風雨に遭い、
空海の乗った第一船は難破船となり2ヶ月弱
漂流し中国の南方海岸(福建省霞浦県赤岸村)
に漂着(第三船・第四船は沈没、第二船は
最澄乗船無事抗州着)。
そして、福建省福州市の開元寺に
一ヶ月滞在、この年の末、難関の
山越えをして長安に入ったとされる。
空海入唐地の石碑は福州市内の開元寺
にある。
世界文化遺産の雄雄しい景観「武夷山」
福建省は、ミン江をはさんで北方と南方に分かれ、武夷山は、ミン江の北上流に位置し茶の生産でも有名です。また、ここは「九曲、三十六峰、九十九岩」が林立する九のカーブの流れる景観が、観光地としてよく知られている。
1992年には、ユネスコより世界自然と世界文化遺産として登録されました。