風光明媚な観光都市「アモイ」履門
ここもまた多くの華僑を送り出している。
1979年には、中国で最初に設立された4経済特区のひとつで、活気に溢れる風光明媚な港都市である。
アモイ港はもともと天然の良港であったため明代以降、貿易港として栄えた
。
明末から清はじめに「抗清復明」で活躍した、母が日本人の鄭成功の拠点にもなった。
観光としては、海上花園として名を知られているコロンス島はじめ、福建省南部の仏教の聖地南普陀寺、台湾の金門島が目の前に見える。
200年4月には成田と直行便が結ばれ便利になった。中国沿岸都市でいちばんきれいな港町の称号を受け、海の上の花園と高く評価されている。
烏龍茶の最高峰、
安渓鉄観音の故郷「安渓」
安渓は南緯25度に位置し、平均気温20度前後のとても温暖な亜熱帯に属しています。
気が遠くなるほど、どこまでも山々の、この温暖、温潤な気候と赤土の土壌がお茶の王様、鉄観音をはぐくみます。
現在、福建省の茶生産の10%を占め、省内第一産地です。
福州から高速道路で福清、泉州、南安と4時間、そして安渓市内から銘茶所、祥華まで、曲がりくねった山道を走ること2時間。
朝は、見渡す限り茶畑だらけ、あたり一面霧が立ち込め、エンジン剥き出しの小型トラックがよろよろと走り抜け、あたりに鶏の声が響きます。こんな山中の小学校内にも、この地から世界へ飛び出そうというスローガンが掲示されていたのが、大変印象的でした。
夜、山を登ったのでわかりませんでしたが、
翌日、帰り道の崖下には、茶を積んだトラックがごろごろと転がっているのには、驚きました。
こんなに苦労して鉄観音茶が作られ、世界へとは運ばれているわけです。
中国福建省の紹介 2